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2026.05.11
傷の修理は査定前にするべきか
はじめに
車を売るときに悩みやすいのが、「傷は直してから査定に出した方がいいのか」という点です。
結論から言うと、ケースによって得か損かが分かれるため、一概に直した方がいいとは言えません。
むしろ、やり方を間違えると修理代の方が高くついてしまうこともあります。
■ 基本的な考え方
査定では「傷がある状態のままの価値」がまず見られます。
そのうえで、業者側が再販するために必要な修理費用を差し引いて金額を出します。
つまり、軽い傷であればそのままでも大きな減額にならないことが多く、無理に直す必要はない場合もあります。
逆に、大きく目立つ傷や凹みは査定額に影響しやすいので、修理するかどうかの判断が重要になります。
■ 修理しない方がいいケース
実は多いのが「直さない方が得になるケース」です。
たとえば次のような場合です。
- 小さな線キズや洗車キズ
- 軽い飛び石キズ
- バンパーの小さな擦り傷
- 目立たない位置の傷
こうした軽度の傷は、査定ではそれほど大きな減額にならないことが多いです。
しかし、自分で修理すると数万円かかることもあり、その費用が査定アップ分を上回ってしまうケースがあります。
そのため、軽い傷は「そのまま査定に出す」のが結果的に得になることが多いです。
■ 修理した方がいいケース
一方で、修理した方が良い場合もあります。
- 大きなへこみや深い傷
- 塗装が広範囲で剥がれている
- 目立つ場所(ボンネット・ドアなど)の損傷
- そのままだと再販に支障が出るレベルの傷
こうした状態は、査定でしっかり減額される可能性が高いです。
ただし注意したいのは、修理費用と査定アップ額のバランスです。
修理に10万円かけても、査定が5万円しか上がらないということも普通にあります。
■ プロの修理と素人修理の違い
もし修理する場合は仕上がりも重要です。
中途半端なDIY補修や色ムラのある板金修理は、逆に査定でマイナスになることがあります。
査定士は修理跡を見抜くため、仕上がりが悪いと評価が下がることもあります。
そのため、修理するなら「しっかり直す」か「そのまま出す」かをはっきり決める方が結果的に良いケースが多いです。
■ コーティング車の場合の考え方
カーコーティングをしている車は、そもそも傷が付きにくく、軽度のダメージであれば目立ちにくい傾向があります。
そのため、軽い傷であれば修理せずに査定に出しても評価が大きく落ちにくいことがあります。
逆に、コーティングで全体がきれいな状態の中で一部だけ修理すると、そこだけ違和感が出てしまう場合もあります。
■ まとめ
傷の修理を査定前にするべきかどうかは、「その修理費用以上に査定額が上がるか」で決まります。
- 軽い傷 → 直さない方が得になりやすい
- 大きな傷 → 修理した方が有利な場合もある
- ただし費用対効果がすべて
という考え方が基本です。
無理に直してから売るよりも、一度そのまま査定を受けてから判断する方が失敗しにくいと言えます。
著者 OAD 代表 永瀬勝貴
20代前半にディテーリング業界に参画。
磨きの技術を高めるため素材から塗装面など多岐にわたる研磨を経験し、
2020年に055 Auto Detailingを開業後、2024年にOADに改名し店舗運営を開始。
某大手マフラーメーカーとの取引をはじめ、コーティングからフィルム施工まで幅広い分野でサービスを展開しております。
愛車の『キレイ』をとことん追求し続けて20年、これからも【迅速に、丁寧に、確実に】をモットーに尽力いたします。