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2026.02.19
コーティングメンテナンスの重要性― 美しさを保つか、失うかの分かれ道
車にコーティングを施工する理由は何でしょうか。
艶を出したい、汚れを付きにくくしたい、洗車を楽にしたい、そして何より「長く綺麗な状態を保ちたい」。多くのオーナーが、こうした期待を抱いてコーティングを選びます。
しかし、その期待が長く続くかどうかは、コーティング後の付き合い方によって大きく左右されます。
そこで欠かせないのが「コーティングメンテナンス」です。
このメンテナンスを重要だと理解しているかどうかで、数年後の車の状態は驚くほど変わります。
【目次】
コーティングは“守ってくれる存在”である
まず理解しておきたいのは、コーティングの役割です。
コーティングは塗装を美しく見せるためだけのものではありません。紫外線、酸性雨、花粉、黄砂、鳥糞、鉄粉、排気ガスなど、日常的に塗装を劣化させる要因から車を守る「犠牲被膜」として存在しています。
本来であれば塗装が直接受けてしまうダメージを、コーティングが代わりに受け止めているのです。
だからこそ、時間が経つにつれて撥水が弱くなったり、艶が鈍くなったりするのは、決して不具合ではありません。
むしろ、コーティングが正しく役割を果たしてきた結果なのです。
見た目だけで判断してはいけない理由
多くの人が「水を弾かなくなった=コーティングが終わった」と考えがちです。
しかし実際には、撥水性の低下はコーティング被膜の消失ではなく、表面に汚れやミネラル分が蓄積した結果であることがほとんどです。
この状態で放置してしまうと、汚れは徐々に固着し、やがて被膜そのものを侵食し始めます。
そして最終的には、塗装に直接ダメージが及び、シミやくすみ、劣化として現れてしまいます。
コーティングメンテナンスが重要なのは、この悪循環を未然に防ぐためなのです。
洗車だけでは守りきれない現実
「こまめに洗車しているから大丈夫」
そう思っている方も多いでしょう。もちろん、洗車は非常に大切です。しかし、洗車だけでは限界があります。
水道水に含まれるミネラル分が乾燥してできるシミ、酸性雨による固着汚れ、花粉や黄砂が化学変化を起こした汚れなどは、通常の洗車では完全に除去できません。
これらを無理に擦ると、コーティング被膜を削り、結果的に塗装を傷めてしまいます。
コーティングメンテナンスでは、こうした洗車では落とせない汚れを、被膜を傷めることなく除去します。
この「削らずに整える」工程こそが、コーティングメンテナンスの最大の価値です。
メンテナンスの有無で生まれる“数年後の差”
コーティング施工から1年、2年と経過したとき、定期的にメンテナンスを受けている車と、そうでない車では明確な差が生まれます。
メンテナンスをしている車は、
・艶が残り
・塗装の色味が濁らず
・洗車傷が増えにくく
・再施工や研磨が不要な状態
を保ちやすくなります。
一方、メンテナンスを怠った車は、
・シミやくすみが定着
・艶が戻らない
・研磨が必要
・塗装の寿命が縮む
といった状態になりがちです。
この差は、決してコーティングの性能差だけではありません。「維持の差」が生み出す結果なのです。
研磨を減らすためにも重要
塗装を綺麗に戻す最終手段が研磨です。
しかし、研磨は塗装を削る行為であり、何度も繰り返せるものではありません。
コーティングメンテナンスの重要な役割のひとつは、研磨が必要になるタイミングをできるだけ遠ざけることです。
定期的に被膜を整えていれば、塗装にダメージが及ぶ前に対処でき、大掛かりな修復を避けることができます。
プロによるメンテナンスの意味
コーティングメンテナンスは、単なる作業ではなく「診断」に近い側面も持っています。
プロは、ボディ全体を確認しながら、
・どこに負担がかかっているか
・どの部分が劣化しやすいか
・使用環境や保管環境の影響
を見極めます。
これにより、その車に合った最適なケアが可能になります。
何もしない方が良い状態に、余計な作業をしない判断ができるのも、プロならではです。
コーティングメンテナンスは“費用”ではなく“価値”
コーティングメンテナンスは、目先だけを見ると「追加費用」に感じられるかもしれません。
しかし長期的に見れば、再施工や研磨、塗装修正といった高額な出費を防ぐための「価値ある投資」です。
車の美しさを長く保ちたいのであれば、施工直後の状態だけを見るのではなく、数年後の姿を想像することが大切です。
まとめ
コーティングメンテナンスの重要性は、単なる美観維持にとどまりません。
・コーティング被膜を守る
・塗装への直接ダメージを防ぐ
・汚れを削らずに除去する
・研磨や再施工を減らす
・車の価値を長く保つ
これらすべてを支えているのが、コーティングメンテナンスです。
コーティングは施工した瞬間が完成ではありません。
正しく維持してこそ、本来の価値を発揮します。
「まだ綺麗だからやらない」のではなく、
「綺麗なうちにやる」――それこそが、コーティングメンテナンスを重要視する最大の理由なのです。
著者 OAD 代表 永瀬勝貴
20代前半にディテーリング業界に参画。
磨きの技術を高めるため素材から塗装面など多岐にわたる研磨を経験し、
2020年に055 Auto Detailingを開業後、2024年にOADに改名し店舗運営を開始。
某大手マフラーメーカーとの取引をはじめ、コーティングからフィルム施工まで幅広い分野でサービスを展開しております。
愛車の『キレイ』をとことん追求し続けて20年、これからも【迅速に、丁寧に、確実に】をモットーに尽力いたします。