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2026.02.03

車のプロテクションフィルム施工において、安価なフィルムを選ぶデメリット

── 価格だけでは判断できない“本当のコスト”**

車のプロテクションフィルム(PPF)は、愛車の塗装を守るための優れたアイテムですが、施工店やフィルムメーカーによって価格には大きな差があります。

その差を見て「安いほうが得では?」と考える人もいますが、PPFは “フィルムの質=耐久性と仕上がり” です。

安価なフィルムには、必ず安い理由があります。

そして、その理由が数年後に後悔へとつながることも珍しくありません。

ここでは、安価なPPFを選んだときに起こりがちなデメリットを、施工現場の視点からわかりやすく解説します。

 

黄ばみ・変色が早い

安価なPPFの最大の問題がこれです。

高品質PPFは、

  • UV吸収剤
  • 黄変防止層
  • 高耐久トップコート

が丁寧に積層されているため、透明感が長く続きます。

一方、安価なフィルムは

  • コーティング層が薄い
  • UV対策が弱い
  • 安価なポリウレタンを使用

していることが多く、1〜3年ほどで黄ばみが表面化。

黄ばんだPPFはボディをくすませ、逆に見た目を損なう原因に。

貼ったときは透明でも、時間が経つほど差が激しくなります。

 

フィルムの硬化・ひび割れが起きやすい

安価なフィルムは経年劣化が早く、硬化 → ひび割れ → 破れというトラブルを起こしがちです。

とくに、

  • フロントバンパー
  • フェンダー
  • サイドステップ
  • ドアエッジ

などの負担が大きい場所では顕著です。

硬化したPPFは剥がすときに塗装へ強い負荷がかかり、塗装ごと剥がれるリスクも高くなります。

 

セルフヒーリング性能が弱い

高品質PPFの魅力の一つは、

洗車傷・スクラッチが熱で消える「セルフヒーリング」性能。

安価なフィルムはこのトップコート層が薄いか、省略されていることがあります。

そのため、

  • スクラッチが消えない
  • 擦り傷が残る
  • 表面が曇る
  • テカりやムラが出る

など、数ヶ月で「貼ってるのに傷だらけ」という状態に。

PPFの価値は「傷から守る」ことなのに、その性能が弱いのは本末転倒です。

 

フィルムの透明感・光沢が低い

高品質なPPFは透明度が高く、貼ることで逆に高級感が増すほど。

一方、安価なフィルムは

  • わずかな曇り
  • 反射の鈍さ
  • オレンジピール(ゆず肌)

が出やすく、車の美しさを損ねます。

特に濃色車ではすぐに差が出ます。

 

接着剤の質が悪く、施工不良が起きやすい

安価なPPFは、接着剤の質が不安定です。

よくあるトラブル:

  • エッジの浮き
  • 貼り直しが効かない
  • “白いモヤ”が内部に残る
  • 糊ズレ(接着剤だけが動く)
  • 糊残りが大量に残る

とくに 糊残りがひどいフィルムは最悪 で、剥がすときに丸一日かかることもあります。

 

剥がすときのリスクが圧倒的に高い

施工時より、剥がすときに問題が出ることのほうが多いのが安価フィルム。

  • フィルムが粉状に割れる
  • 破れながらしか剥がれない
  • 劣化した接着剤が塗装へ食い込む
  • 塗装を巻き込んで剥がれる

とくに再塗装車や樹脂パーツでは危険です。

剥離が大変なフィルムは「貼る時安い → 剥がす時高い」ため、結局高くつく典型例になります。

 

保障が不十分、トラブル時の対応も弱い

高品質PPFはメーカー保証(3〜10年)が手厚く、施工店の対応も経験豊富です。

しかし安価フィルムは

  • メーカー保証が曖昧
  • そもそも保証がない
  • 海外OEMでメーカーが特定できない
  • トラブルが起きても泣き寝入り

というケースが非常に多いです。

ユーザーとしては「貼ったら終わり」ではなく、貼ってから何年も経ってから問題が出る点を考えるべきです。

 

施工店が安価フィルムを扱う理由は利益優先が多い

高品質PPFは材料費が高く、施工に時間もかかります。

逆に安価フィルムは材料費が安いので、施工店が利益を出しやすい という構造があります。

そのため、低価格だけを前面に押し出す店では

  • フィルムの質より利益を優先
  • 施工スキルが低い
  • 施工環境が整っていない
  • プロッターや設備が不十分

ということも少なくありません。

 

「安く貼ったはずが高くつく」のがPPFの落とし穴

PPFは“貼った直後”より1年後、3年後、5年後の姿が本当の価値を決めます。

安価なPPFでよくある流れ:

 

1年目:

→ 黄ばみ・傷・曇りが出始める

2〜3年目:

→ 浮き・ひび割れ・汚れの食い込み

3〜5年目:

→ 剥がすコストが高騰

→ 塗装がダメージを受ける可能性

 

結局、高品質PPFを貼ったほうがトータルコストが安くなるというのが現場での“あるある”です。

 

結論:PPFフィルム選びで仕上がりが決まる

PPFは技術ももちろん重要ですが、フィルムの質そのものが耐久性と美しさを左右します。

安価なフィルムは、

  • 表面性能が弱い
  • 劣化が早い
  • 黄ばみやひび割れが出る
  • 剥がす時に地獄

というリスクを抱えています。

PPFは“安いから選ぶ”と後悔しやすく、“品質で選ぶ”と満足度が高い製品。

 

施工店選び同様フィルムの品質選びも重要なポイントだと言えます。

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