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2025.08.20
ボディコーティングの必要性
~車を長く美しく保つための「見えないお手入れ」~
車を買ったばかりのとき、そのツヤと輝きに感動したことはありませんか?
太陽の光を浴びてキラキラと輝くボディを見ると、「ずっとこのままでいてほしい」と思うのが正直な気持ち。でも、現実はそう甘くありません。1ヶ月もすれば、雨ジミやホコリでくすみ始め、あの感動はどこへやら…。
そんなときに勧められるのが「ボディコーティング」。
でも、車にあまり詳しくない人からすると、「それって本当に必要なの?」「ただの営業トークじゃない?」と、疑問に思ってしまうのも無理はありません。
今回は、そうした方に向けて、「そもそもコーティングとは何なのか」「なぜ必要なのか」「どんなメリットがあるのか」などを、わかりやすく解説していきます。
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■ コーティングって何?ワックスとどう違うの?
まずは「ボディコーティング」と「ワックス」の違いから。
ワックスは昔ながらの車のツヤ出し方法。車の表面に薄い油膜を作って、見た目をツヤツヤにしてくれます。ただし、効果は短く、数週間〜1ヶ月ほどで落ちてしまうため、頻繁な手入れが必要です。
一方、ボディコーティングはもっと“本格的な保護”。塗装の上に、ガラス質や樹脂などの被膜を形成し、雨・汚れ・紫外線などから車を守ってくれます。1回施工するだけで、しっかりとしたメンテナンスを行えば1年〜5年ほど効果が続くものもあります。
簡単にたとえるなら、
- ワックス=お化粧
- コーティング=日焼け止め+美容液のようなスキンケア
見た目を良くするだけじゃなく、守る機能があるのがコーティングなんです。
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■ じゃあ、なぜコーティングが必要なの?
「塗装があるんだから、コーティングしなくてもいいんじゃないの?」
と思うかもしれません。ですが、現実には車の塗装はとてもデリケート。以下のような“外敵”から常にダメージを受けています。
- 紫外線
強い日差しの下に長時間さらされると、塗装が劣化して色あせの原因になります。
- 酸性雨
空気中の汚れを含んだ雨が、塗装面をじわじわと侵食。放っておくと“雨ジミ”や“ウォータースポット”になり、落ちにくくなります。
- 鳥のフン・虫の死骸
これらは強い酸性を含んでおり、時間が経つと塗装にシミや変色を起こします。
- ホコリ・鉄粉・黄砂・花粉
目には見えにくいけれど、微細な粒子が塗装面を傷つけたり、ザラザラした手触りになったりします。
これらを防ぐのが、コーティングの役目。塗装の上に透明な“バリア”を作ることで、直接のダメージを軽減し、美しさを長持ちさせます。
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■ コーティングをすると、どんなメリットがあるの?
では、実際にコーティングをした場合、どんな良いことがあるのでしょうか? 主なメリットは以下の通りです。
- 汚れがつきにくく、落ちやすい
コーティングをすると、表面がツルツルになります。これにより、雨水や汚れがつきにくくなり、ついても簡単に洗い流せます。「水洗いだけでもキレイになる!」という声も多いです。
- 洗車の回数が減る・楽になる
こまめな洗車は大変。でもコーティングをしておけば、汚れがつきにくいため、洗車の頻度も減ります。また、力を入れてゴシゴシこする必要もないので、洗車が楽になるのも魅力。
- ツヤが長持ちして見た目がキレイ
新車のようなツヤを長くキープできるので、「いつ見てもキレイな車」と言われるようになります。特に黒や濃い色の車には効果がハッキリ出やすいです。
- 売るときに高値がつきやすい
車を下取りに出すとき、ボディの状態が良いと査定額が高くなる傾向があります。コーティングをしておけば、長年乗ったあとでもツヤが残っていて印象が良くなります。
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■ コーティングにも種類がある?
一口にコーティングと言っても、いくつかの種類があります。
種類 | 特徴 | 耐久性 |
ガラスコーティング | 硬くて耐久性が高い。ツヤも抜群 | 約3〜5年 |
ガラス系コーティング | ガラス成分を含むが、やや簡易的 | 約1〜2年 |
ポリマーコーティング | 比較的安価。ツヤは出るが耐久性は低め | 数ヶ月〜1年 |
どれが最適かは、予算と下地処理に手間をどれだけかけかによります。長持ちさせたいなら、少し高くてもガラスコーティングが人気です。
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■ 「高いけど本当に効果あるの?」という疑問
コーティングの施工料金は、内容や車のサイズによりますが、3万円〜30万円以上することもあります。これを聞くと、「高いな…」「本当に必要?」と感じるのも当然です。
でも、考えてみてください。
- 年間にかける洗車代やワックス代
- 汚れを落とす時間と手間
- 紫外線による塗装の色あせやダメージ
- 再塗装が必要になった場合の高額な修理費
それらをトータルで考えると、事前にコーティングしておくことで結果的に“得”になることも多いのです。美しさと保護を両立できるコーティングは、車を長く大切に乗りたい人にとって「見えない投資」と言えるかもしれません。
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■ 最後に:あなたの車にも“肌ケア”を
車のボディは、人間の肌のようにとてもデリケートです。紫外線、汚れ、摩擦、時間の経過…放っておけばどんどん劣化してしまいます。だからこそ、コーティングという“スキンケア”が必要なんです。
「見た目なんて気にしないよ」と言う方も、実際にキレイな車に乗ると気分が違うことに気づくはず。大切な車を長く、美しく、気持ちよく乗るためにも、ボディコーティングを一度検討してみてはいかがでしょうか?
きっと、数年後に「やってよかった」と思える“名脇役”になってくれるはずです。
本物はここにある。
あなたはそれで満足か。