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2025.07.30

コーティング車を洗車する3つのポイント

コーティングしていたら洗車はしなくていいのか

施工車であっても、洗車をしないとコーティング寿命が低下します。
一部では、「雨だけで付着した汚れが落ちる」や「ノーメンテナンスで耐久〇年」と、洗車をしなくても綺麗を保てると錯覚させるようなPRが記載してあるコーティングも目にしますが、時間経過で車の汚れは確実に蓄積していきます。

3年~5年と寿命の期待値が高い事で知られるコーティングであっても、施工後に洗車をしないとコーティング被膜が傷んで寿命が低下しまうため、コーティング施工車には定期的な洗車をするように心がけましょう。

 

  • シャンプーの成分

車の洗車に使うシャンプーには、用途や成分によって様々な種類があります。水垢を強力に落とすものから、小傷を目立たなくするものまで幅広く販売されています。しかし、強力な洗浄成分や研磨剤が含まれているものは、塗装やコーティングに負担をかけることがあるため、慎重に選ぶ必要があります。コーティング車には専用のシャンプーを使うか、負担の少ないタイプを選ぶのがベストです。

シャンプーには「中性」と「アルカリ性」と「酸性」のものがあり、それぞれ特徴があります。

  • 中性シャンプー: マイルドな洗浄力で、塗装面やコーティング被膜への負担が少ない。普段の洗車に向いています。
  • アルカリ性シャンプー: 油汚れを強力に落とすが、塗装やコーティングに負担がかかるため慎重に使用する必要があります。
  • 酸性シャンプー: 水シミなどの無機質汚れを強力に落とすが、これも塗装やコーティングに負担がかかるため慎重に使用する必要があります。

コーティング車を長持ちさせるためにも、適切なシャンプー選びが重要ですね。車の種類や汚れの状況に合わせて最適なものを選んで、ピカピカの愛車を保ちましょう。

 

  • 洗車の仕方

洗車機は便利ですが、ブラシが強く接触することで細かい傷がつく可能性がありますし、使用される洗剤も自分で選べないため、コーティング車には注意が必要です。

一方で、手洗いなら適切なシャンプーを選び、優しく丁寧に洗うことでコーティングを守りつつしっかり汚れを落とせます。ただし、手順を誤ると逆に傷をつけることもあるので、正しい方法を身につけることが重要です。

正しい手洗い洗車のポイント

  • 予洗い: まずは水で砂や泥をしっかり落とし、こすり傷を防ぐ。
  • 適切なシャンプーの選択: コーティング車なら専用のシャンプーを使う。
  • スポンジやマイクロファイバークロスの使用: 柔らかい素材で優しく洗う。
  • 上から下へ洗う: 汚れが少ない部分から洗い始めることで、傷を防ぐ。
  • 十分なすすぎ: 洗剤をしっかり流して、シミを防ぐ。
  • 拭き上げ: 乾いたマイクロファイバークロスで水滴を残さず拭く。

こうした洗車方法を守れば、コーティングを長持ちさせながら車をピカピカにできます。どんな洗車用品を使うかも重要ですが、正しい手洗いの習慣が一番のポイントかもしれません。

 

  • 洗車の効率

シャンプーが乾燥してしまうと塗装トラブルの原因になるため、スムーズで手際の良い作業が求められます。特に夏場は、直射日光が強く、乾燥が早まるので、日陰での作業や朝・夕の涼しい時間帯に洗車をするのが理想的です。

効率よく手洗い洗車をするためのポイントをまとめてみました:

効率的な手洗い洗車のコツ

  • 事前に道具を準備: シャンプー、スポンジ、バケツ、ホース、拭き取り用のクロスをすぐ手に取れる場所にセット。
  • 作業を分ける: 予洗い → シャンプー洗車 → すすぎ → 拭き上げをスムーズに流れるように順序立てる。
  • 日陰または屋内で作業: 直射日光の下ではなく、影になる場所を選ぶ。
  • シャンプーの塗布は小範囲ずつ: 広い面積に一度に塗るのではなく、部分ごとに素早く洗ってすぐすすぐ。
  • 高圧洗浄機を活用: 水流の力で汚れを落としやすくし、時短効果を狙う。
  • 吸水性の高いクロスで拭き上げ: 速く水滴を除去できる大判クロスを使うことで、シミを防ぎながら時間を短縮。

また、手間をかけずに洗車をしたい場合は、コーティングを施工したお店や専門店での手洗い洗車サービスも選択肢に入れるといいと思います。プロの技術でコーティングを維持しながら、負担なく美しさを保てます。

 

最適な洗車頻度は?

コーティングを長持ちさせるためには、定期的な洗車が欠かせません。汚れやシミを放置すると、塗装面にダメージを受けたり、紫外線の影響でシミが焼き付いてしまうこともあります。特に、青空駐車の場合は汚れが付きやすいため、こまめな洗車が重要になります。

洗車頻度の目安

  • 屋外駐車(青空駐車): 汚れが目立ちやすいため、1〜2週間に1回の洗車が理想的。
  • 屋内駐車(ガレージ): 汚れが付きにくいため、月1回程度でも十分。
  • 雨が降った後: 雨水には不純物が含まれていることがあるため、できるだけ早めに洗車。
  • 花粉や黄砂の時期: これらは塗装に影響を与えるため、早めの洗車がおすすめ。

また、洗車のタイミングだけでなく、正しい方法で行うことも重要です。シャンプーの乾燥を防ぎつつ、手際よく作業することでコーティングを守りながら美しく維持できます。

 

まとめ

コーティング施工車を手洗いで丁寧に洗車することの重要性です。洗車機や水洗い洗車による細かい擦り傷のリスクを避け、光沢を保つためには手洗いが一番です。また、手順を守りながら洗車することで、コーティングを長く維持できます。

さらに、自分で手洗い洗車をするのが面倒に感じる場合でも、専門店のプロの専門的なケアを受けることで、愛車を最高の状態に保つことができると思います。

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